Nottaの代替になる翻訳アプリ|文字起こし・会議翻訳・リアルタイム翻訳で比較
Nottaは文字起こしに特化したツールとして多くのユーザーに使われていますが、「翻訳機能に物足りなさを感じる」「会議でリアルタイム翻訳だけを使いたい」「料金体系が合わない」といった理由から代替アプリを検討する方もいます。
本記事では、Nottaの特徴を整理した上で、代替になる翻訳アプリを文字起こし、会議翻訳、リアルタイム翻訳の観点から比較します。自分の用途に最も適したアプリを見つける参考にしてください。
Nottaの特徴と代替を検討する理由
Nottaの強み
NottaはAI文字起こしに強みを持つツールで、次のような特徴があります。
- 高精度な文字起こし: 複数話者の認識、話者分離、タイムスタンプ付き文字起こし
- 多言語対応: 日本語、英語、中国語など多数の言語で文字起こし可能
- 会議ツール連携: Zoom、Google Meet、Teamsなどのオンライン会議に対応
- 要約機能: 文字起こし結果をAIで要約
これらの機能により、議事録作成やインタビューの文字起こしなどに重宝されています。ただし、Nottaはあくまで「文字起こし」に軸足を置いたツールであり、翻訳は二次的な機能という位置づけです。
代替を検討する理由
Nottaは文字起こしに優れていますが、翻訳用途では次の制限が指摘されることがあります。
| 項目 | Nottaの状況 |
|---|---|
| リアルタイム翻訳 | 文字起こし→翻訳の2段階処理で、リアルタイム性に課題 |
| 翻訳の柔軟性 | 言語ペアの制約、翻訳先言語の選択肢に制限がある場合がある |
| 料金体系 | Businessプランはユーザー単位の課金で、チーム利用時のコスト増 |
| 音声読み上げ | 翻訳結果を音声で出力する機能が限定的 |
| 翻訳レンズ | カメラで映したテキストを翻訳する機能なし |
文字起こしよりも「翻訳」を重視する場合や、リアルタイム性が求められる場面では、別のツールが適していることがあります。会議でリアルタイムに翻訳を見ながら発言を理解したい場合や、翻訳結果を音声で聞きたい場合には、翻訳に特化したアプリがより適しています。
代替アプリ比較表
Nottaの代替として検討できる4つのアプリ・サービスを比較します。
| 項目 | じたん翻訳 | VoicePing | Otter.ai | Googleドキュメント音声入力 |
|---|---|---|---|---|
| リアルタイム翻訳 | 対応 | 対応 | 非対応(英語文字起こしのみ) | 非対応 |
| 文字起こし | 対応 | 対応 | 対応(英語メイン) | 対応 |
| 音声読み上げ | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
| 翻訳レンズ | 対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
| PC音声キャプチャ | 対応(VB-Cable不要) | 対応 | 対応(Zoom連携) | 非対応 |
| 対応言語 | ja, en, ko, zh, de | 多言語 | 英語中心 | Google翻訳経由で多言語 |
| 料金感 | 無料枠あり | プランによる | 無料枠あり | 無料 |
| 得意分野 | リアルタイム翻訳 | ビジネス通訳 | 英語文字起こし | 簡易文字起こし |
各アプリの特徴
じたん翻訳
リアルタイム翻訳に特化したPC音声翻訳アプリです。Windowsのプロセスループバック方式でPCから出力されている音声を直接キャプチャするため、VB-Cable等の仮想オーディオデバイスが不要です。
Nottaとの違い:
- 文字起こしから翻訳までを一つの処理で実行し、リアルタイム性が高い
- 翻訳結果を音声で出力できる(合成音声による通訳)
- カメラで映したテキストを翻訳する「翻訳レンズ」機能あり
- PCで再生される音声(YouTube、ウェビナー、会議など)すべてに対応
これらの違いから、文字起こしメインの用途にはNottaが適していますが、リアルタイム翻訳メインの用途にはじたん翻訳が適しています。
VoicePing
ビジネス向けのリアルタイム通訳アプリです。複数の通訳チャンネルを設けて、多言語会議に対応できます。
Nottaとの違い:
- 通訳チャンネルを分けて多言語同時対応が可能
- オンサイト(対面)での通訳にも対応
- 文字起こしよりもリアルタイム通訳に重きを置いている
Otter.ai
英語の文字起こしに特化したツールで、話者分離や要約機能に強みがあります。
Nottaとの違い:
- 英語の文字起こしに特化(日本語対応は限定的)
- 翻訳機能は提供されていない
- Zoom、Teamsとの連携が手厚い
Googleドキュメント音声入力
Googleドキュメントの音声入力機能を使って、Google翻訳と組み合わせる方法です。
Nottaとの違い:
- 完全無料で使える
- 文字起こしの精度はNottaに劣る
- リアルタイム翻訳には不向き(手動での翻訳操作が必要)
翻訳重視ならじたん翻訳
Nottaの代替を探す理由が「翻訳」にある場合、じたん翻訳は最も適した選択肢の一つです。
PC音声リアルタイム翻訳
じたん翻訳は、PCから出力されている音声を直接キャプチャしてリアルタイムで翻訳します。Teams、Zoom、Google Meet、Webexなどすべての会議ツールで動作し、ホスト側の設定に依存しません。PC音声翻訳完全ガイドで仕組みと設定方法を詳しく解説しています。
リアルタイム通訳モード
翻訳結果をテキスト字幕として表示するだけでなく、合成音声で出力するモードがあります。会議中に目で字幕を追うのが難しい場面でも、耳で翻訳を確認できます。多言語会議では、音声出力が特に役立ちます。
翻訳レンズ
カメラで映したテキストをリアルタイムで翻訳する機能です。会議中に共有されたスクリーン上のテキストや、手元の資料のテキストを翻訳する際に便利です。Nottaにはない機能であり、画面上の英語を素早く日本語で確認したい場面で重宝します。
対応言語
日本語、英語、中国語、韓国語、ドイツ語の5言語に対応しています。ビジネスシーンで需要の高い言語ペアをカバーしています。
Nottaとじたん翻訳の詳細な比較については、Nottaとじたん翻訳の比較も参照してください。
文字起こし重視ならどう選ぶか
翻訳よりも文字起こしを重視する場合は、目的によって選び方が変わります。
| 目的 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 日本語の高精度文字起こし | Notta、じたん翻訳 | 日本語の話者分離、タイムスタンプ対応 |
| 英語の文字起こし | Otter.ai | 英語に特化し、要約機能が優秀 |
| 無料で文字起こし | Googleドキュメント音声入力 | 完全無料、ただし精度は劣る |
| 多言語の文字起こし | Notta | 対応言語数が多い |
ただし、文字起こし結果を翻訳するという使い方をする場合、2段階処理になるためリアルタイム性が落ちます。文字起こしと翻訳を同時にリアルタイムで行いたい場合は、じたん翻訳のようなリアルタイム翻訳アプリが適しています。一つのツールで文字起こしと翻訳を完結させたい場合、この違いは重要な判断材料になります。
会議翻訳ツール比較ガイドで、各ツールの会議での使い勝手をさらに詳しく比較しています。
よくある質問
Q1. Nottaから乗り換える場合、データは移行できますか?
Nottaで保存した文字起こしデータ(テキスト)は、CSVやテキスト形式でエクスポートできます。ただし、代替アプリへの直接インポート機能はない場合が多いため、エクスポートしたテキストを手動で移行することになります。過去の文字起こしデータを頻繁に参照する場合は、移行の手間を考慮して移行タイミングを検討するとよいでしょう。
Q2. リアルタイム翻訳だけでなく文字起こしも必要な場合はどうすればいいですか?
じたん翻訳はリアルタイム翻訳と同時に文字起こしも行います。翻訳結果のテキスト履歴が残るため、会議後に翻訳済みの議事録として活用できます。文字起こしと翻訳を別々のツールで行う必要がないため、ツールの管理や操作の手間が減ります。
Q3. NottaのBusinessプランより安い代替はありますか?
Googleドキュメント音声入力+Google翻訳の組み合わせは無料で使えます。ただし、リアルタイム翻訳にはならず、手動操作が必要です。リアルタイム翻訳を低コストで利用したい場合は、じたん翻訳の無料枠の利用を検討してください。
Q4. NottaはZoom、Teams、Google Meetのどれに対応していますか?
NottaはZoom、Google Meet、Teamsの主要な会議ツールに対応しています。ただし、対応方法はツールごとに異なり、一部の機能はブラウザ版でのみ動作する場合があります。ツールごとの対応状況を確認し、自分が使う会議ツールで問題なく動作するか事前に検証することをおすすめします。
Q5. 翻訳レンズ機能があるアプリは他にもありますか?
Google翻訳アプリにもカメラ翻訳機能がありますが、PC向けの翻訳レンズ機能は限定的です。じたん翻訳の翻訳レンズはPCアプリとして動作するため、会議中のスクリーン共有のテキストを翻訳する用途に適しています。