翻訳レンズの使い方|PC画面の外国語をそのままOCR翻訳する方法
Webサイト、PDF、画像、動画のテキスト——PC画面に表示された外国語をコピー&ペーストなしで翻訳できたら便利だと思いませんか?結論から言えば、翻訳レンズ機能を使えば、PC画面上のあらゆるテキストをOCRで認識し、リアルタイムで翻訳できます。
本記事では、翻訳レンズの仕組み、活用シーン、使い方を解説します。
翻訳レンズとは
翻訳レンズは、PC画面上のテキストをOCR(光学文字認識)で読み取り、その場で翻訳する機能です。スマートフォンのGoogle翻訳アプリにある「カメラ翻訳」のPC版と考えると分かりやすいでしょう。
仕組み
翻訳レンズの動作の流れは以下の通りです。
- 画面キャプチャ:指定した画面領域をリアルタイムにキャプチャ
- OCR認識:キャプチャした画像からテキストを抽出
- 機械翻訳:抽出したテキストをターゲット言語に翻訳
- 結果表示:翻訳結果を画面上にオーバーレイ表示
重要なのは、テキストの選択やコピーが不要なことです。画像内のテキスト、PDFのスキャン画像、動画の一時停止画面など、テキストとして選択できないものでも翻訳できます。
対応言語
翻訳レンズは以下の5言語に対応しています。
- 日本語
- 英語
- 中国語(簡体字・繁体字)
- 韓国語
- ドイツ語
使えるシーン5選
翻訳レンズが特に役立つ5つのシーンを紹介します。
シーン1:英語のPDF資料の閲覧
取引先から受け取った英語のPDF資料や、英語の論文・レポートを翻訳レンズでリアルタイム翻訳できます。テキスト選択が可能なPDFはもちろん、スキャンされた画像PDFでもテキストを認識して翻訳できます。
シーン2:外国語Webサイトの閲覧
英語、中国語、韓国語のWebサイトを閲覧する際、翻訳レンズを画面の一部に配置すれば、スクロールしながらリアルタイムで翻訳を確認できます。ブラウザの翻訳機能と違い、特定の部分だけを翻訳できるのが利点です。
シーン3:オンライン会議の画面共有
海外のチームメンバーが画面共有で英語のスライドやドキュメントを表示している場合、翻訳レンズでその内容をリアルタイム翻訳できます。会議の流れを止めることなく、表示されている内容をその場で理解できます。
シーン4:デザインツールや画像内のテキスト
Figma、Photoshop、Canvaなどのデザインツールに埋め込まれたテキストや、SNSの投稿画像に含まれるテキストを翻訳できます。テキストレイヤーとして抽出できない画像内のテキストも、OCRで認識可能です。
シーン5:動画の字幕翻訳
YouTube、Udemy、Courseraなどの教育動画で字幕が英語の場合、翻訳レンズを字幕部分に配置してリアルタイム翻訳できます。動画の一時停止や巻き戻しの手間が省けます。
使い方ガイド
じたん翻訳アプリでの翻訳レンズの使い方を解説します。
ステップ1:翻訳レンズモードを起動
じたん翻訳アプリのメイン画面から「翻訳レンズ」モードを選択します。
ステップ2:翻訳領域を指定
画面上に翻訳レンズの枠が表示されます。この枠を翻訳したいテキストの上にドラッグして配置します。枠のサイズは自由に調整可能です。
ステップ3:言語ペアを選択
認識言語(元の言語)と翻訳先言語を選択します。例えば、画面上の英語を日本語に翻訳する場合は、「英語→日本語」を選択します。
ステップ4:リアルタイム翻訳の開始
「開始」ボタンを押すと、翻訳レンズがリアルタイムでテキストを認識・翻訳し、結果をアプリ画面に表示します。画面の内容が変わると、自動的に新しいテキストを認識して翻訳を更新します。
使い方のコツ
- 認識精度を上げる:テキストがはっきり見える領域にレンズを配置する
- 翻訳の安定性:画面のちらつきを防ぐため、不要なアニメーションはオフにする
- 領域の最適化:テキスト部分だけを枠に収めると、ノイズを減らせる
- 文字サイズ:小さすぎる文字は認識精度が下がるため、ブラウザのズーム機能で拡大してから翻訳レンズを使うと効果的
OCR翻訳で失敗しやすいケース
翻訳レンズは画面上の文字を直接読める一方、OCRの性質上、苦手な画面もあります。事前に知っておくと、うまく読めないときに対処しやすくなります。
1. 背景と文字のコントラストが低い
薄いグレーの文字、写真の上に重なった白文字、透明度のある字幕などは認識が不安定になりやすいです。可能であれば、画面側のダークモードや字幕背景を変更し、文字と背景の差を大きくすると改善します。
2. 文字が小さすぎる
論文PDF、設計図、管理画面の細かい表などは、文字サイズが小さいためOCRが誤認識しやすくなります。ブラウザやPDFビューアのズームを上げてから、翻訳したい範囲だけにレンズを合わせるのが効果的です。
3. 画面内に複数の言語が混在している
英語と日本語、中国語と英語などが同じ領域に混在すると、OCR結果や翻訳結果が不安定になることがあります。翻訳したい言語の部分だけを囲む、または範囲を分けて翻訳すると読みやすくなります。
4. 動きの速い字幕や通知
動画字幕やライブ配信のチャットは、画面が頻繁に更新されます。更新間隔が短いと、OCRが途中の文字を拾ってしまうことがあります。字幕翻訳では、必要に応じて一時停止しながら使うと精度を確認しやすくなります。
音声翻訳との使い分け
翻訳レンズは「画面に表示されている文字」を読む機能です。一方、PC音声翻訳は「聞こえている音声」を翻訳する機能です。使い分けは次のように考えると分かりやすいです。
| 利用シーン | 向いている機能 |
|---|---|
| 海外サイトの画面を読む | 翻訳レンズ |
| 英語のPDFや画像内テキストを読む | 翻訳レンズ |
| ZoomやTeamsで相手の発言を追う | PC音声翻訳 |
| YouTube動画の字幕を読む | 翻訳レンズまたはPC音声翻訳 |
| 画面共有されたスライドを読む | 翻訳レンズ |
会議では、相手の発言はPC音声翻訳、共有画面の資料は翻訳レンズ、というように組み合わせると便利です。
他のOCR翻訳ツールとの違い
PC画面のテキスト翻訳には、いくつかの選択肢があります。
| 機能 | じたん翻訳レンズ | ブラウザ拡張機能 | スクリーンショット翻訳 |
|---|---|---|---|
| リアルタイム性 | リアルタイム | リアルタイム | 都度キャプチャ必要 |
| 対応範囲 | 画面全体 | ブラウザ内のみ | 画面全体 |
| OCR精度 | 高精度 | テキスト選択のみ | 中程度 |
| 画像PDF対応 | 対応 | 非対応 | 対応 |
| 動画字幕対応 | 対応 | 一部対応 | 困難 |
| オフライン対応 | 非対応 | 一部対応 | 一部対応 |
ブラウザ拡張機能はブラウザ内のテキストにしか反応しません。スクリーンショット翻訳は都度キャプチャが必要で、リアルタイム性に欠けます。翻訳レンズは、画面全体のあらゆるテキストをリアルタイムで翻訳できる点で優れています。
まとめ
翻訳レンズは、PC画面上のテキストをOCRで認識し、リアルタイムで翻訳する強力な機能です。PDF資料、Webサイト、オンライン会議、デザインツール、動画字幕など、テキストが選択できない場面でも翻訳できるのが最大の利点です。
じたん翻訳アプリの翻訳レンズは、日本語、英語、中国語、韓国語、ドイツ語の5言語に対応しています。画面上の外国語に悩まされている方は、ぜひお試しください。
FAQ
Q1. 翻訳レンズで手書き文字も認識できますか?
手書き文字の認識は、文字の大きさや筆跡によって精度が変わります。活字字体であれば高精度で認識できますが、草書体や崩し字は認識が困難な場合があります。
Q2. 翻訳レンズ使用中にPCが重くなりますか?
翻訳レンズはPCのリソースを一定量消費しますが、通常のビジネス用途(Office、ブラウザ、オンライン会議)と同時使用であれば問題なく動作します。解析領域を小さく設定すると、PCの負荷を軽減できます。
Q3. 翻訳レンズの遅延はどの程度ですか?
画面上のテキストを認識してから翻訳結果が表示されるまで、リアルタイムで処理されます。テキストの量や複雑さによって変動しますが、リアルタイムの閲覧に支障のない速度です。
Q4. ゲーム画面のテキストも翻訳できますか?
技術的には可能ですが、ゲーム画面は文字が小さい、フォントが特殊、背景が複雑などの理由でOCRの認識精度が下がる場合があります。大きなテキストが表示されるゲームであれば効果的に利用できます。
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