結論:Webexで翻訳された字幕を使うには、通常のクローズドキャプションだけでは足りず、Real-time Translation(RTT)の有料アドオンと管理者による有効化が必要です。 条件を満たすと、ホスト側で扱う話者言語の発話を、各参加者が希望する字幕言語へ翻訳して読めます。これは人間の通訳でも、会議へ返す翻訳音声でもありません。
機能・言語数・制限は2026年7月22日確認のCisco公式ヘルプに基づきます。画面操作の見た目はクライアント更新で変わることがあり、当サイトが各契約で実機検証した結果ではありません。料金の額は契約・地域で変わるため断定しません。
要件早見表
| 項目 | 2026年7月22日時点の整理 |
|---|---|
| できること | 発話をクローズドキャプションとして翻訳表示する |
| 対象 | Webex Meetings、Webex Webinars(webcast viewの受講者は対象外の記載あり) |
| ライセンス | RTTは有料アドオン。これがないと多言語への字幕翻訳は使えない、と案内 |
| 管理者 | 管理設定でリアルタイム翻訳を有効化する必要あり |
| ホスト側の付帯 | Webex Assistantの有効化、自動クローズドキャプションが使える状態、など公式手順の前提 |
| 話者言語 | 有料顧客はRTTなしでも文字起こし向け16言語の案内。無料は5言語 |
| 翻訳字幕言語 | RTTありで手順記事は120+。言語一覧ページは In-meeting Translation languages を138と記載 |
| 同時上限 | 1会議/ウェビナーあたりユニークな字幕言語は最大15 |
| 参加者 | 各自が preferred/Caption language を選択 |
出典: Show real-time translation…、Grant licenses…、Languages Webex supports(いずれも2026-07-22確認)。120+/138/15はページごとの意味が異なるため、一つの「確定仕様」へ潰しません。
クローズドキャプション・RTT・人間通訳
| 機能 | 出力 | 翻訳するか |
|---|---|---|
| クローズドキャプション/文字起こし | 話者言語の文字 | しない(RTTなしでも一定の話者言語が案内される) |
| Real-time Translation | 翻訳された字幕 | する(アドオン+管理者条件) |
| 人間の通訳 | 通訳者の音声等 | 人が行う。RTT字幕とは別 |
公式は、RTT利用時に画面上のキャプションが翻訳を示し、キャプションパネル側は選択中の話者言語の文字起こし(翻訳ではない)を示す、と説明しています。パネルと翻訳字幕を混同しないでください。
ライセンスと管理者(Control Hub)
Grant licenses for real-time translationによると、おおむね次が必要です。
- 管理設定でリアルタイム翻訳を有効化する
- ホストに Webex Assistant を有効化する(参加者がRTTを使えるようにするため)
- 自動クローズドキャプションが使えること(サイト条件によりホスト操作が必要な場合あり)
- RTT購入に伴う Assistant のプロビジョニング等、公式の付帯条件
金額・見積はCisco/販売パートナー確認とし、定額を再掲しません。
設定手順の要約(実機未検証)
公式手順の要約です。ボタン位置はアプリ更新で変わり得ます。
- 参加者(デスクトップ): Show closed captions → Caption language を選択
- 参加者(モバイル): More options → Closed Captions → 言語選択
- 話者言語: ホスト選択または自動検出。参加者が選ぶのは翻訳先のキャプション言語
使えない典型条件(設定不足と混同しない)
| 条件 | 公式の扱い(要約) |
|---|---|
| Webinarの webcast view(受講者) | RTT非対応の記載 |
| スペース起点の会議 | RTT非対応の記載 |
| Webex App for web(Webex Suite meeting platform) | RTT非対応の記載 |
| RTTなし/管理者未有効化 | 多言語字幕翻訳が使えない |
主催者・契約依存の一般論は会議ツールの翻訳機能は主催者依存になりやすい理由も参照してください。
症状の見分け
- 字幕自体がない → Assistant/自動キャプション/クライアント/会議種別
- 字幕はあるが翻訳言語がない → RTTライセンス・管理者ON・言語上限
- 自分だけ/他人だけ出ない → 参加者ごとの言語選択とホスト側許可範囲
字幕の表示や翻訳言語に問題がある場合は、次の症状別に契約、管理者設定、会議種別、参加者ごとの言語選択を確認してください。
公式RTTとPC音声翻訳
| 比較 | Webex RTT(字幕) | PC音声翻訳 |
|---|---|---|
| 対象 | Webex内のキャプション翻訳 | Windowsで聞こえる会議音声 |
| 契約 | RTTと管理者設定 | Webex契約変更が不要なことが多い |
| 向く場面 | 自社がWebexとRTTを整えられる | 他社主催・制限会議・複数ツール |
切り分けは会議アプリ標準翻訳とPC音声翻訳アプリの違い、リアルタイム翻訳アプリ比較へ。
Webex側を変えず自分のPCで確認する
じたん翻訳はCisco公式機能ではないWindows向けアプリです。RTT契約を変えず、自分のPCで聞こえる音声を字幕・読み上げで理解する補助に使えます。全員へWebex翻訳字幕を配る機能でも、電話単体の解決策でもありません。社用PC・個人情報の規程を優先してください。
よくある質問
RTTなしでも字幕は使えますか?
話者言語のクローズドキャプション/文字起こしは、RTTなしでも案内がある場合があります。多言語への翻訳字幕にはRTTが必要です。
自分だけ翻訳言語を変えられますか?
条件が揃えば、参加者は希望のキャプション言語を選べます。ユニーク言語の同時上限や方言制限があります。他者の画面へ同一字幕を強制する、とは言いません。
料金はいくらですか?
固定額は示しません。Cisco/販売窓口で確認してください。
公式出典
- Show real-time translation in meetings and webinars(2026-07-22確認)
- Grant licenses for real-time translation(2026-07-22確認)
- Languages Webex supports(2026-07-22確認)
最終確認日:2026年7月22日。