VB-Cableで仮想オーディオを設定してPC音声を翻訳する手順
PCで再生しているYouTubeやZoomの音声を、リアルタイムで翻訳したいと思いませんか?「VB-Cable」という無料の仮想オーディオケーブルを使えば、PC音声を翻訳アプリに入力して同時通訳できます。本記事では、VB-Cableの設定方法と翻訳アプリとの連携手順を解説します。
VB-Cableとは
VB-Cable(Virtual Audio Cable)は、PC内部で音声をルーティングするための仮想的なオーディオケーブルです。
- 入力(Playback):アプリが出力する音声を「VB-Cable」に送る
- 出力(Recording):別のアプリが「VB-Cable」から音声を受け取る
つまり、Zoomの音声をVB-Cableに送り、翻訳アプリがVB-Cableから音声を受け取ることで、Zoom音声のリアルタイム翻訳が可能になります。

VB-Cableのインストール手順
Step 1:ダウンロード
- 公式サイト(VB-Audio Software)にアクセス
- 「VB-CABLE Driver」のダウンロードリンクをクリック
- ZIPファイルをダウンロードして解凍
Step 2:インストール
- 解凍したフォルダー内の「VBCABLE_Setup_x64.exe」を右クリック
- 「管理者として実行」を選択
- インストール完了後、PCを再起動
Step 3:認識確認
再起動後、Windowsの「サウンド設定」を開き、入力・出力デバイスに「CABLE Input」「CABLE Output」が表示されていればOKです。
| デバイス名 | 役割 | 設定場所 |
|---|---|---|
| CABLE Input | 音声の入り口(出力先として設定) | Zoom/YouTube等の出力デバイス |
| CABLE Output | 音声の出口(入力元として設定) | 翻訳アプリの入力デバイス |
Zoom音声を翻訳する設定
Zoom側の設定
- Zoomを起動し、「設定」→「オーディオ」を開く
- 「スピーカー」を「CABLE Input (VB-Audio Virtual Cable)」に変更
- Zoom会議に参加
じたん翻訳アプリ側の設定
- じたん翻訳アプリを起動
- 「同時通訳」モードを選択
- 音声入力デバイスを「CABLE Output」に設定
- 翻訳言語(例:英語→日本語)を設定
- 「開始」ボタンをクリック
これでZoom会議の音声がリアルタイムで翻訳され、オーバーレイ字幕で表示されます。
Zoom同時通訳の詳細はZoom会議を同時通訳する3つの方法をご覧ください。
YouTube・Netflixの音声を翻訳する設定
Windows全体の音声を転送する方法
- Windowsの「サウンド設定」を開く
- 「出力デバイス」を「CABLE Input」に変更
- ブラウザでYouTubeまたはNetflixを開く
- じたん翻訳アプリの入力を「CABLE Output」に設定
この設定では、PC全体の音声がVB-Cable経由で翻訳アプリに送られます。
ブラウザタブごとに音声を転送する方法(Chrome)
- ChromeでYouTubeを開く
- 右クリック→「音声を別のデバイスに出力」
- 「CABLE Input」を選択
この方法なら、他のアプリ(通知音など)は通常通りスピーカーから聞こえます。
ヘッドセットを使いたい場合の設定
会議に参加しながら翻訳も確認したい場合、以下の2つの方法があります。
| 方法 | 設定内容 | メリット・デメリット |
|---|---|---|
| A. 2系統切り替え | Zoom出力をヘッドセット/VB-Cableで切替 | シンプルだが手動切替が必要 |
| B. 音声ミキサー使用 | Voicemeeter等でヘッドセット+VB-Cableへ同時出力 | 両方同時に聞けるが設定が複雑 |
じたん翻訳アプリはオーバーレイ字幕で翻訳結果を表示するため、音声を聞きながら字幕も確認できます。

よくあるトラブルと解決策
音声が認識されない
- VB-CableのInput/Outputが逆になっていないか確認
- Windowsのサウンド設定でVB-Cableが「既定」になっていないか確認
- PCを再起動してVB-Cableを再認識させる
音質が悪い・ノイズが入る
- サンプリングレートを統一(48kHz推奨)
- 複数の仮想オーディオドライバーが競合していないか確認
音声が遅れる
- 翻訳処理の遅延は避けられない(通常2〜5秒)
- オーバーレイ字幕の表示速度設定を調整
TTS(読み上げ)と組み合わせる
じたん翻訳アプリの読み上げ(TTS)機能と組み合わせれば、翻訳結果を音声で出力できます。
- 翻訳アプリのTTS出力を「CABLE Input」に設定
- ヘッドセットの出力を「CABLE Output」に設定
- 翻訳された音声がヘッドセットから聞こえる
まとめ
VB-Cableを使えば、PC音声をリアルタイム翻訳できます。
- 無料でインストール可能
- Zoom・YouTube・Netflixなど幅広く対応
- じたん翻訳アプリの同時通訳機能と組み合わせる
- オーバーレイ字幕で翻訳結果をリアルタイム表示
PC音声翻訳アプリ完全ガイドも参考にしてください。